いつかは大津波がくると備えていた災害医療。その「いつか」は突然やってきた

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いつかは大津波がくると備えていた災害医療。その「いつか」は突然やってきた

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救急車で来る! ヘリで来る!

12日の朝一番で、孤立した人を救助した陸上自衛隊のUH-1がいきなり降りてきた。以後、次々に自衛隊ヘリや消防防災ヘリ、ドクターヘリが患者を搬送。なんと米軍のレスキューヘリも石巻にある雄勝町から一人を救助して運んできた。被災地で吊り上げ救助した患者は収容してまっすぐ飛んでくるから、連絡なして飛んでくる機体がほとんどだった。音がするので外に出るとヘリの姿が見える。迎えに行って患者を降ろして病院に運ぶ。そんなことが繰り返された。

福井県隊の嶺北消防組合
福井県隊の嶺北消防組合
左/山形県隊・西村山広域行政事務組合、右/高知県隊・香美市消防本部
左/山形県隊・西村山広域行政事務組合
右/高知県隊・香美市消防本部
埼玉県隊・鶴ヶ島消防組合
埼玉県隊・坂戸・鶴ヶ島消防組合
左)福井県隊・福井市消防局、右)一関市消防本部(県内相互応援)
左)福井県隊・福井市消防局、右)一関市消防本部(県内相互応援)
緊急時のヘリポートは病院前の駐車場を使う
緊急時のヘリポートは病院前の駐車場を使う。ヘリの着陸地点は黄色で×を表示。ヘリポートとして使う場合には駐車車両のナンバーを控えてすぐに移動してくださいとアナウンス。連絡つかなければ10人がかりで移動させる。常設ヘリポートは川原にあるが、津波では使えないため、訓練でもいつもここを使う。(撮影/佐々木浩)
陸上自衛隊のUH-60JA
陸上自衛隊のUH-60JA
米空軍の救難ヘリHH-60G
米空軍の救難ヘリHH-60G(嘉手納基地)も石巻にある雄勝町から一人を救助して運んできた。クルーのジャンパーにはパラレスキューを意味するPJのマークがついていた。
高知県隊・高知県消防防災航空隊の「りょうま」
高知県隊・高知県消防防災航空隊の「りょうま」
岐阜県隊・岐阜県防災航空隊の「若鮎I」
岐阜県隊・岐阜県防災航空隊の「若鮎I」
兵庫県隊・兵庫県消防防災航空隊「ひょうご」
兵庫県隊・兵庫県消防防災航空隊「ひょうご」
広島県隊・広島市消防航空隊「ひろしま」
広島県隊・広島市消防航空隊「ひろしま」
静岡市消防航空隊「カワセミ」
ヘリは患者が搬送されてくるだけでなく、県立大船渡病院から重症者を花巻SCUあるいは他病院に搬送するためにも使われた。写真は静岡市消防航空隊「カワセミ」。
フェアファックス郡の隊員が米軍三沢基地の隊員を伴って来訪
大船渡ではアメリカの救助チームUSAIDが救助犬を伴って捜索活動を行っていたが、突如フェアファックス郡の隊員が米軍三沢基地の隊員を伴って来訪。医薬品や医療資機材、ベッドなどが足りなければ援助するという。USAIDは医療ニーズに関連した活動もするのかと驚いた。
3月13日からはドクターヘリが来るようになった。埼玉県ドクターヘリが患者を搬送してきた。
3月13日からはドクターヘリが来るようになった。埼玉県ドクターヘリが患者を搬送してきた。
なんと県立大船渡病院にドクターヘリが3機も
なんと県立大船渡病院にドクターヘリが3機も。左から就航前にDMAT出場したニューフェイス・高知県ドクターヘリ、埼玉県ドクターヘリ、岐阜県ドクターヘリ。
岩手県立大船渡病院 2011年4月末、津波が襲った市街地の桜は塩害にも負けず希望の花を咲かせた。高台にそびえ立つ鉄壁の砦が岩手県立大船渡病院。
写真提供◎岩手県立大船渡病院(特記を除く) Jレスキュー2011年7月号掲載記事

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