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【コラム】トミカで見る救急車の歴史(前編)
子供から大人までに大人気のミニカー。その中でも「トミカ」は知らない人がいないほど有名な玩具である。JレスキューWebでは『トミカで見る救急車の歴史』として紹介していく。
写真◎編集部
日本に救急車が誕生したのは昭和8年
緊急車両の中で、私たちがお世話になる確率が最も高いのは救急車ではないだろうか。
世界的な視点で見ると、救急車の起源は、明治32年(1899年)にアメリカ・シカゴのミハエル病院で使用が開始されたと言われている。日本における救急車の誕生は、昭和8年(1933年)に横浜市中区の山下消防署で導入された、キャデラックを改造したものとなる。
その翌年、昭和9年(1934年)から東京市(現在の東京都)、名古屋市、京都市で救急業務が開始され、救急車が増加していった。
トミカが誕生したのは昭和45年
おもちゃ屋へ行けば必ず置かれているトミカ。その歴史は昭和45年(1970年)に6車種が発売されて以来、現在に至っている。車種には、その時代に販売されていた乗用車や働く車、スーパーカー、バイク、電車、航空機など、数多くのミニカーがあり、常時120種類(通常品)をラインナップしている。また、毎月第三土曜日は「トミカの日」として新車種が発売され、子供から大人までトミカコレクターを飽きさせないのが、一つの魅力となっている。
トヨタ・FS55V型救急車
昭和38年(1963年)、救急業務が消防の業務として法制化され、トヨタFS45V型救急車「トヨタメトロポリタン型救急車」が登場した。トヨタ自動車向けの完成車の製造および特殊架装を手がけていたセントラル自動車が艤装を行った。
その後、改良やコストダウンが図られ、昭和43年(1968年)から昭和46年(1971年)頃まで、トミカでも製品化されたトヨタFS55V型救急車が登場した。これはメトロポリタン型と呼ばれるボンネットタイプの救急車で、3代目クラウンピックアップ後期型をベースに救急車専用のハイルーフバンボディが架装されている。エンジンは、通常のクラウンにはない直列6気筒3900ccのF型が搭載されている。
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さらに救急車の進化をトミカで見る!