指揮車 木更津市消防本部

日本の消防車両

指揮車 木更津市消防本部

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両側面
左側面は後部前方に隊員が乗り降りするためのスライドドアを設置。助手席ドア上に訓練旗立ても設けている。
右側面はスライドドアなし。フロント・両側面・リアに計9個設置された赤色点滅灯は、すべてパトリンクビークルを採用し、連動させている。
右側面後方には外部入力コネクタ(250V20A)とコンセントを設置。
作戦室
作戦室を俯瞰する。運転室直後にあるテーブルと右側面を伝うテーブルにより、キャプテンシートをぐるりと覆う構造。
ハイルーフ内側の天井部に設置したフックには防火帽や保安帽を引っかけられる。
ホワイトボードの向かいの横向きシートも、座面下を収納スペースとして活用可能。
前方テーブル下は二段階収納となっており、前方が地図などを縦置きできるラックスペース、後方がスーツケースサイズ(バルーンライト)が収まる大きさの収納スペースとなっている。
キャプテンシートはレバー1つで簡単に回転可能。災害発生時はシートまわりにパソコンやプリンター、可搬式無線機などを置き情報収集にあたるため、コンセントを多めに設置している。
最後尾にはスマートドックを3基設置。機械に触れずとも簡単に空気呼吸器を背負うことができる。
スライド式ホワイトボードの裏は収納庫。スペースを無駄にしない工夫だ。
運転室
運転室。ダッシュボード上にはパトリンクビークル対応のサイレンアンプがある。
助手席のダッシュボード上には無線通信用のモービルスピーカーを設置した。
車上
車上には縞鈑張りの作業スペースを設置。指揮台として、イベント時の雑踏警備活動に活用できる。
ルーフの作業スペースを活用した例。
同車の仕様を作成した
尾田典一

尾田典一

木更津市消防本部
第3警防隊 消防司令補

杉本季之

杉本季之

木更津市消防本部
消防総務課 消防司令

【SPECIFICATIONS】

車名:トヨタ
通称名:ハイエース
シャーシ型式:CBF-TRH226K
全長:5520mm
全幅:1890mm
全高:2780mm
ホイルベース:3310mm
最小回転半径:6.3m
車両総重量:3095kg
乗車定員:5名
原動機型式:2TR
総排気量:2690cc
駆動方式:4×4
無線機:消防救急デジタル無線、防災相互波
配備年月日:平成28年3月10日
艤装メーカー:ベルリング

木更津市消防本部 本署 [千葉県]
Jレスキュー2017年3月号掲載記事

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