水難救助車 島尻消防、清掃組合消防本部

日本の消防車両

水難救助車 島尻消防、清掃組合消防本部

Twitter Facebook LINE
車内
水難救助車
シングルキャブの運転室。トランスミッションはマニュアル。
水難救助車
車内にはシートが4つ。前方向きにすることと窓を設置することで圧迫感を低減し、快適性の向上が図られている。後部は隊員4名が同時に着替えられる広さがある。
水難救助車
車内と運転室との間にトンネルのような窓を設置。ガラスがはまっていないのでコミュニケーションが取れる。雨などが侵入しないよう外側にも枠をかぶせて補強している。
車内に搭載されているのは普通のエアコンではなく、実は冷凍車の冷凍ユニット。沖縄の夏の暑さに対応するための工夫だ。
Wear & Tools
水難救助車
隊員がかぶるマスクにはイヤホンとマイクが付いている。静かな海なら500m程度の距離まで会話が可能だ。ちなみにマスクはフルフェイスの汚染水対策タイプ。
水難救助車
隊員が装備するBluetooth無線装置は相互通話タイプ。一般的な無線はボタンを押して通話する、いわば片側交互通話方式だが、こちらはボタンを押す必要もなく、ハンズフリーで双方向通話が可能。1km以上離れていても隊員に指示ができる。
水難救助車
ライフジャケットは高性能タイプ。一般的なものは浮力が7kg程度だが、こちらは10kg以上と浮力が大きく、隊員および要救助者一名のふたり程度を浮かせることができる。また、しっかり締めつけられて体にフィットするので活動がしやすいという利点もある。
水難救助車
水難救助では海上保安庁と連携して捜索にあたることもあるため、ヘリでのホイスト救助に対応したサバイバースリングを装備している。
水難救助車
ドライスーツはもともと防寒タイプだが、島尻消防では防暑対策スーツと呼んでいる。素材は通常のゴムではなく防水性の布素材が使われており、真夏の温度の高い水中や汚染水対策で威力を発揮する。
水難救助車
水中カメラはLEDライト付き。5mまで伸びるポールの先端にカメラを装着して捜索に使う。井戸などでの救助活動にも非常に有効だ。

次のページ:
Tools 他

Ranking ランキング