大型化学消防艇「みやこどり」 東京消防庁

日本の消防車両

大型化学消防艇「みやこどり」 東京消防庁

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操舵室
操舵室
航海船橋甲板(最上階)の操舵室。前方は3席の操船、航法、放水などに関わる操縦操作席、航法は2席のエンジンに関わる操作席。船室はすべて陽圧構造になっている。
操舵室
前方中央が操船コンソールで船長が着席し、その左席は放水などを行う消防コンソール、右席は航海のナビゲーションなどを行う航法計器コンソール。
操舵室
操船コンソール。写真右側がコントロールホイールで、これを回転させることによりラダーの方向が変位して艇の針路が変わる。左側が左舷機、中央機、右舷機の3機の主機のスロットルレバーで、前後方向でパワー、左右旋回でウォータージェットが変位する。
操舵室
操舵室
操船コンソール左側に設置された特殊操船装置。定点保持機能、船首方位保持機能などを備え、ジョイスティックでの操船が可能。
操舵室
消防コンソール。放水に関わる操作を行う。左側の6本のジョイスティックで放水砲6基の方向をコントロールする。
操舵室
航法計器コンソール。レーダーやソナーなどの情報が集約され、視界の利かない中でも計器のみでのナビゲーションを行える。
操舵室
後方は主機/補機コンソールで、機関長、機関士が着席する。
操舵室
操舵室の右後方に横向きに置かれた通信席。警防本部、指揮本部、出場他船、他隊などと消防無線の交信を行うほか、外国船や海上保安庁などと交信可能な国際VHFによる無線機、衛星電話、全波受信器を備える。
操舵室
航法計器コンソールのモニター。水深計。
操舵室
航法計器コンソールのモニター。電子海図。
操舵室
航法計器コンソールのモニター。ソナー。
操舵室
操舵室の左後方に後ろ向きに置かれた海図席。電子海図のバックアップなどを行うことが可能。
指揮作戦室
指揮作戦室
船橋甲板(上から2番目の階)の指揮作戦室。大隊長と指揮隊、また署隊長などの上級指揮者が指揮艇ではなくここで指揮に当たることも可能。
作戦モニター
作戦モニター
指揮作戦室のモニター。追尾機能付きの赤外線カメラによる映像。夜間の目標物の視認性が向上した。モニター映像は画像処理モードを切り替えることにより温度カラー表示も可能。
上甲板
救護室
上甲板の救護室を後方から見る。広い室内には計14床のベッドを設定可能。
救護室
シャワー室
上甲板、作業室の後方には洗面台とシャワー室が設置されている。
作業室
上甲板、救護室後方の作業室。壁面には空気呼吸器がセットされ、下にはメインストレッチャーが置かれている。
消防演技
上甲板後部の緊急救助用スペースを使用した中型ヘリ「つばめ」との連携訓練。ヘリコプターの着船はできないが、上甲板上から要救助者をホイストで吊り上げる、または上甲板上に吊り下げることができるようになった。
東京消防庁 臨港消防署[東京都]
写真・文◎伊藤久巳 「日本の消防車2014」掲載記事

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