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「バリアフリー警光灯」消防車両を全国初導入
―郡山地方広域消防組合―
郡山地方広域消防組合消防本部は2025年2月18日、「バリアフリー対応警光灯」を搭載した消防車両を導入した。
写真◎郡山地方広域消防組合消防本部提供
緊急走行と一般走行で発光を切り替え
郡山地方広域消防組合消防本部は、バリアフリー対応の警光灯を搭載した指令車を導入し、田村消防署都路分署に配備した。
バリアフリー対応の警光灯とは、緊急走行時と一般走行時(巡回中)で発光パターンが違うというもの。視覚的に緊急走行か一般走行かの判断が可能になることで、聴覚障がい者の方々が容易に判断できる。緊急走行時は一般的な緊急車両の緊張感のある発光パターンと同様で、一般走行時は約2秒間隔で緊急走行時よりもやぼんやりゆっくりと発光を繰り返し、発光自体も柔らかな光となる。
バリアフリー対応警光灯を搭載した消防車両は同消防本部が全国で初めて導入した。福島県では、楢葉町にあるJヴィレッジが東京デフリンピック2025のデフサッカーの会場になっており、2025年11月に競技が行われる。同消防本部ではこの競技開催を見据えて、本車両を導入した。
