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ミニカーでおなじみのトミカに、 消防車の新ラインナップ登場!

スクラムフォースとクイックアタッカーがトミカで商品化

写真◎© TOMY(特記を除く)

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タカラトミーが販売している「トミカ」から、千葉県市原市消防局が運用している消防ロボットシステム「スクラムフォース」と、東京消防庁の消防活動二輪車「クイックアタッカー」の2台がミニカーとなって12月に発売されると発表された。

これまでにトミカでは、町で見かける身近なクルマとして、消防ポンプ自動車、救急自動車、はしご付消防自動車、救助工作車などを販売してきた。特に東京消防庁が運用する特殊救急車「スーパーアンビュランス」のトミカは、巨大な救急車がサイドボディを拡張し救護所へと変形する仕様まで再現されており、手にした小さな子供たちが「本物を間近で見たい!」と消防出初式やイベントなどに足を運ぶほどの人気を誇る。

特に最近のトミカで人気なのは、Jレスキュー別冊「日本の消防車」でも紹介されている特殊な消防車を製品化した「ロングタイプのトミカ」だ。これまでに大型水陸両用車「レッドサラマンダー」や拠点機能形成車、国内に1台しか配備されていない名古屋市消防局のスカニア・マギルスはしご付消防自動車、那覇市消防局のハイパーミストブロアー車など、通常トミカのサイズでは再現できないリアルなロングタイプのトミカの製品化が話題となっている。

Jレスキュー編集部でこの記事を書いている私でさえ、3歳の頃にトミカのはしご付消防自動車を兄から買ってもらったことから消防車が好きになったという理由がある。トミカを手にした子供たちは、いつしかなりたい職業の一つとして夢を与えてくれるミニカー。これからも、どのような消防車・救急車が製品化されていくのか楽しみにしたい。

トミカ
No.121 市原市消防局 スクラムフォース
2022年12月発売予定 メーカー希望小売価格 1,045円(税込)
荷台が可動し、ロボットの積み下ろしが可能という再現度の高さに、子供から消防ファンまでが発売を楽しみにしている。小さなお子さんはロボットを無くさないように注意しよう!
消防車
市原市消防局が運用する消防ロボットシステム「スクラムフォース」は、国内に1台のみ配備されている。4台のロボット(飛行型偵察・監視ロボット、走行型偵察・監視ロボット、放水砲ロボット、ホース延長ロボット)および指令システムで構成され、1台の車両に積載し出動する。消防隊員が近づけない大規模な火災や特殊な災害において必要となる。ロボット自身が判断して行動する自立技術、ロボットが相互に情報交換し活動する協調連携技術、耐放射熱技術が活用されている。「日本の消防車2020」掲載。(写真◎編集部)
消防車
放水砲ロボット「ウォーター・キャノン」が大量放水する様子。(写真◎編集部)
トミカ
No.40 消防活動二輪車 クイックアタッカー
2022年12月発売予定 メーカー希望小売価格 550円(税込)
バイクだけでなくライダー付なのが、出動アイテムとして楽しめる一つ。警察の「白バイ」は誰もが知っているが、消防の「赤バイ」を知らない方には意外な車両。消防隊員の中にはバイク好きも多く、「クイックアタッカー」のライダーを希望する人も多いそうだ。
消防車
消防活動二輪車「クイックアタッカー」は、ヤマハ・セローのオフロードバイクの軽二輪自動車をベースに、赤色警光灯およびサイレン等を装備し、2台を1組として活動する。主に高速道路上での交通事故による車両火災の初期消火や救助活動、大規模災害時には偵察バイクとして活躍する。(写真◎編集部)
消防車
東京消防出初式の機械部隊分列行進では先導車両として見ることができる。これぞ東京消防出初式といった印象がある。(写真◎編集部)
スクラムフォースとクイックアタッカーがトミカで商品化
写真◎© TOMY(特記を除く)

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