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日本損害保険協会が軽消防車などを寄贈
全国の市町村と離島に14台

日本損害保険協会は、軽消防自動車や高規格救急自動車を全国に14台寄贈すると発表した。

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地域防災力の強化、救急医療体制の整備に向けて1952年度から累計で5202台を寄贈

一般社団法人日本損害保険協会(会長:新納啓介)は、地域の防災力強化や救急医療体制の整備を目的として、軽消防自動車や高規格救急車を全国に14台寄贈する。

これは1952年度から毎年、防災事業の一環として行われており、同年から全国の市町村(離島除く)を対象に実施し、1982年度からは離島にも寄贈している。

このうち救急自動車については、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した自動車事故の被害者救済支援事業の一環として1971年度から毎年寄贈しており、救急救命士制度が発足した1991年度からは、より高度な救急医療機器を装備した高規格救急車を寄贈している。

寄贈する車両の仕様は、軽消防自動車が離島を除く市町村にはデッキバンタイプを、離島にはトラックタイプを寄贈する。軽四輪駆動車をベースとし、悪路での走行や狭い道路での消火活動に機動的に対応でき、迅速な初期消火・初期救命が可能となる。高規格救急車は、広い車内空間を備え、救急救命士が高度な救急救命処置を十分に行うことのできる設備を整えた。

日本損害保険協会が寄贈した車両は、今回の寄贈を含めると、軽消防自動車含む消防資機材の累計寄贈台数が3512台、救急自動車の累計寄贈台数が1690台となり、合わせて5202台となった。

寄贈車両は各地域における実際の消火活動や救急救命活動のほか、平時から住民の防災意識向上のための消防訓練など、様々な用途で活用されている。

消防車
日本損害保険協会が市町村に寄贈する軽消防自動車(デッキバンタイプ)。
消防車
日本損害保険協会が離島に寄贈する軽消防自動車(トラックタイプ)。
救急車
日本損害保険協会が寄贈する高規格救急車。

■寄贈先
◎軽消防自動車の寄贈先
【離島を除く市町村:5台】
山形県飯豊町
福井県美浜町
三重県伊賀市
和歌山県広川町
宮崎県高鍋町
【離島:4台】
香川県高松市女木島
長崎県西海市平島
熊本県上天草市湯島
大分県姫島村姫島
◎高規格救急自動車の寄贈先
【消防本部:5台】
静岡県磐田市消防本部
和歌山県橋本市消防本部
岡山県東備消防組合消防本部
大分県豊後高田市消防本部
宮崎県西臼杵広域行政事務組合消防本部

■累計寄贈台数
◎消防資機材
【離島を除く市町村】
消防自動車※:2440台
CAFSユニット積載軽車両:1台
軽消防自動車:314台
消防活動二輪車:1台
【離島】
軽消防自動車:229台
非常用浄水発電照明装置積載兼用軽消防自動車:9台
小型動力ポンプ:518台
合計:3512台
※標準車、水槽車、救工車、化学車、シュノーケル車などを含む。
◎救急自動車(1971年度以降)
高規格救急自動車:301台
その他救急自動車:1389台
合計:1690台

日本損害保険協会は、軽消防自動車や高規格救急自動車を全国に14台寄贈すると発表した。

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