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警視庁がSNSで被災者向け情報を積極的に提供中
警視庁は、令和6年能登半島地震の発生を受け、SNSのXを活用した情報の発信に注力している。
警視庁は、2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震を受け、同庁装備部災害対策課のXアカウントで、被災者や救助者へ向けて防寒対策や避難所での生活などで役立つ情報を発信している。
これまでにXへ投稿されたポストの一部を紹介しよう。
数多くの投稿の中から一部を紹介
寒暖差の激しい季節が続いています。この時期に活躍するのがパーカー。実はパーカーは、避難時に1着あれば何役にも活用できます。今回は防災頭巾を紹介。突然起こる地震に外出時も対応できます。非常持ち出し袋に入れておけば避難所での寒さ対策にも役立ちます。他の使い方は、次回をお楽しみに。 pic.twitter.com/IWjfPxzarW
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 13, 2023
防寒対策に、即席ダウンジャケットを試してみてください。カッパを羽織り、腰を紐等で結びます。両袖を輪ゴムで絞り、カッパの内側へ丸めた新聞紙を入れます(背中にも入れると効果的)。その他、ゴミ袋に丸めた新聞紙を詰め込み、足を入れれば少し温まります。避難生活は限られた物の工夫が大切です。 pic.twitter.com/UJQDCBkkYR
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 5, 2024
ダンボールに頭部を入れる避難所での防寒対策が紹介されていましたが、防寒だけではありません。この方法により目の前が暗くなり、周囲の音も防げて就寝しやすくなります。また、貴重品を入れておくと、盗難防止、さらに地震等により避難する際は、頭部を守ることもでき、貴重品も忘れず持ち出せます。 pic.twitter.com/qyZRbIAWTm
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 9, 2024
毛布の活用法です。毛布の端を30㎝くらい折り、そのまま羽織ります。ここからがポイント。まず、毛布の裾を調整し下半身がくるまるように左右の端を合わせます。次に紐などで腰部を縛ります。一旦上半身の毛布を下に垂らし、紐で縛った部分より上に空洞を作るように羽織ります。温かいですよ。 pic.twitter.com/rQEKltDnGg
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 9, 2024
救急法の保温要領です。床からの冷気を防ぎます。段ボール等の上に毛布を敷き、その上に寝ます。頭頂部と毛布の端を合わせるのがポイント。毛布の左右端をそれぞれ重ね、顔が出るように折ります。毛布から足が出たり重ならない部分には、衣類で覆います。さらに毛布があれば普通にかけて効果倍増です。 pic.twitter.com/XdMFbel4Ch
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 9, 2024
同Xアカウントには、ここまでに紹介した被災者や救助者に役立つ情報以外にも、能登半島地震に派遣された職員の活動なども投稿されている。
担当者は、「被災者の心まで救うのが、本物のレスキュー」と話す。
今は災害で被災していないとしても、フォローして緊急時に備えておくのも防災の一環と言えるだろう。