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登山中の遭難者をGPS発信機で捜索
大月市消防本部が山岳救助訓練

大月市消防本部は、民間企業が開発した遭難者の捜索を助ける位置特定サービス「ココヘリ」を活用し、山岳救助訓練を実施した。

写真◎編集部

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大月市消防本部は、去年管内の山岳遭難による出動が35件で過去最多となっていることと、登山シーズンを前に、2024年(令和6年)4月14日、市内にある岩殿山(標高634m)において、登山客が遭難したという想定で、山梨県警察と合同による山岳救助訓練を行った。

本訓練では、福岡県にある民間企業が開発した遭難者の捜索を助ける位置特定サービス「ココヘリ」が活用され、遭難者役の隊員がココヘリの会員に送られる発信機を持って入山を開始した。

この発信機があることで遭難者の位置が早期に特定できるため、ドローンや地上の捜索隊は遭難場所を絞ることができることで早期発見につながる。さらに捜索する隊員たちの負担を軽減することにもつながることが期待される。

取材で捜索隊と行動を共にした筆者(編集部)は、今まで登山の経験はなく、捜索隊の苦労を身をもって知ることができた。また、登山届は必ず提出し、事故や遭難に遭わないように安全を心がけた登山をすることで、捜索隊のお世話にならないようにしなければと強く感じた。

ココヘリ
位置特定サービス「ココヘリ」の発信機。
ドローン
大月市消防本部が所有するドローンに「ココヘリ」の発信機からの位置を特定するアンテナを取り付けている。
ココヘリ
「ココヘリ」の発信機からの電波を受信するための受信機。捜索対象までの距離や方向、受信電波の強度、発信機IDなどが画面に表示される。

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捜索隊が遭難者の捜索を開始する

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