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登山中の遭難者をGPS発信機で捜索
大月市消防本部が山岳救助訓練

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大月市消防本部
山頂では、大月市消防本部の特殊事案対応特別救助隊がドローンを操縦し「ココヘリ」発信機からの位置情報を特定する。
大月市消防本部
遭難者の位置を特定した救助隊が、受信機を頼り救助へ向かう。
大月市消防本部
登山道から滑落した遭難者を発見。救出活動の準備を開始する。
大月市消防本部
低所に滑落し負傷した遭難者の救助活動が始まる。
大月市消防本部
「ココヘリ」により無事に遭難者を発見。捜索隊による救助訓練が終了した。
訓練企画担当者

Profile

消防司令補・深澤 太輔

消防司令補・深澤 太輔

大月市消防本部
大月市消防署
特殊事案対応特別救助隊 隊長

今回は「ココヘリ」を使用し、山岳遭難事案が発生した際に有効な救出活動を行うため本訓練を実施した。まだまだ課題は多くあるが、うまく運用すれば、効果的な捜索救助活動が展開できると思う。ドローンを使用し、上空から遭難者の位置を特定できるならば、地上隊からの有効な捜索活動が展開できる。「ココヘリ」の発信機を持った捜索がメインとなってしまうので、今後どのように普及するのか、しっかり登山届を提出して貰えるかが課題となっている。登山シーズンを前に、登山者には登山届を提出していただき、自分の体力をしっかりと把握して、万全な体調と服装を整えて水分補給をしながら登山を楽しんでもらえたらと願っている。

大月市消防本部は、民間企業が開発した遭難者の捜索を助ける位置特定サービス「ココヘリ」を活用し、山岳救助訓練を実施した。
写真◎編集部

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