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【コラム】8月5日は「はしご車の日」
日本一高いはしごは何メートル?

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木製から始まるはしご車の歴史
はしご車の日
大正から昭和40年代前半までは木製はしご消防車が活躍していた。写真のはしご消防車はいすゞ・メッツ製で、はしごの高さは24m。(消防博物館所蔵)
はしご車の日
メルセデスベンツの車にカールメッツ社のはしごを載せた、ベンツ・メッツはしご消防車。1955年(昭和30年)から20年間活躍した。はしごの高さは金属製で32m。(消防博物館所蔵)
はしご車の日
1970年代から80年年代にかけて、全国に高層建物が増加したことで、デパート火災やホテル火災が相次いで発生した。その影響で旅行会社には「宿泊地域の消防署にはしご消防車が配備されているのか?」と、利用者から確認されることもあったそうだ。写真のはしご消防車は24mはしご消防車で、温泉地のある消防署に多く導入されていた。
はしご車の日
1983年(昭和58年)、これまではしごの昇降装置はリフター式であったものが、はしごの先端にバスケットを装着することが可能な、ドイツのイベコ・マギルス社製の30mはしご消防車が日本に初めて導入された。このはしご車は、小型で機動性に優れ、はしごの起てい角度+75度から-15度というマイナス方向へと伸ばすことが可能となり、水難救助活動での用途など活動の幅が広がった。(消防博物館所蔵)
はしご車の日
平成のはしご車と言えばモリタの「スーパージャイロラダーシリーズ」だ。全国各地の消防本部に導入された。
はしご車の日
中高層建物火災などの消火や救助活動に対応するため、小型はしご車と呼ばれる15mはしご消防車も全国各地で活躍している。

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令和のはしご車は大量救出型

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