京都市消防航空隊<br>発足50周年記念訓練

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京都市消防航空隊
発足50周年記念訓練

消防ヘリがド迫力で間近に迫る!

写真・文◎編集部
Jレスキュー2022年7月号掲載記事

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 京都市消防航空隊は昭和47年4月に発足し、今年で50周年を迎えた。東京消防庁、大阪市、神戸市に次いで全国の消防機関の中で4番目という非常に早い段階に発足した歴史のある消防航空隊である。

 発足以降約4000回の出動を無事故で運航し、ヘリコプターの持つ機動力を生かして、京都市内だけでなく、京都府内で発生した林野火災や山岳救助事故、東日本大震災、熊本地震などにも出動し、空から市民の安全を守ってきた。直近5年間の平均で年間約130件の災害に出動し、山岳救助活動においては過去5年間に80名の負傷者をヘリコプターのホイスト装置により吊り上げ、救出している。

 今回は、50周年を記念し、5月5日のこどもの日に合わせて、日頃は公開していない京都消防ヘリポートに子どもたちを招待し、航空隊による救助訓練等を実施した。

 これからも京都市消防航空隊は、市民を災害から守るために、ヘリコプターによる空中消火活動や人命救助活動等に取り組んでいく。

京都市消防局
消防航空隊の操縦士が訓練展示へと準備に向かう。
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ホイスト装置を使用した救助訓練の展示が目の前で繰り広げられる。
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要救助者をホイスト救助にて機内へ収容する。
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抽選で招待された子どもたちが食い入るように隊員たちを見守る
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訓練展示の模様はInstagramでも生配信された。
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空中消火のバケットを機体下部へ装着する。
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見学者の間近で空中消火による水の投下。見学者からは歓声が上がった。
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訓練展示を終えた「あたご」がアクロバティックな飛行でフィナーレを飾った。
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普段は見られない格納庫内の見学から、機体をけん引する風景など盛りだくさんな内容。
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訓練展示終了後には、機体を間近で見学することもでき、見学者からは隊員へ様々な質問がされていた。
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機体展示された「ひえい」。
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京都市消防航空隊の隊員たちは、これからも「市民を災害から守るため災害対応能力の向上を図る」と思いを新たにした。
消防ヘリがド迫力で間近に迫る!
写真・文◎編集部 Jレスキュー2022年7月号掲載記事

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