三重県防災航空隊が本気でつくったコスパがよくて〈使える〉ヘリ

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三重県防災航空隊が本気でつくったコスパがよくて〈使える〉ヘリ

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ホイスト降下
6/要救助者の元へと上空から救助隊員(R1)がホイスト降下により進入する。
ホイスト救助の準備
7/「要救助者は意識清明なれど左足の負傷により歩行不可! エバックハーネスにて救助!」R1はただちに要救助者にエバックハーネスを設定し、ホイスト救助の準備にかかる。
手の合図
8/「これからあなたをヘリコプターへと引き揚げて救助します。金具がぎゅっと締まりますから、手を挟まれないよう、この中には手を入れないでください!」R1は無線と手の合図でヘリコプターに再進入を促す。
ホイストフックが到着
9/ホイストフックが到着。R1はただちにエバックハーネスのカラビナを掛ける。
ホイスト装置を上昇
10/R1の合図と介添えによりホイストマンがホイスト装置を上昇させていく。
11,12/R1と要救助者が機体へと接近すると、機体からのダウンウォッシュはより強くなる。キャビンからはホイストマンが巧みにホイスト装置を操作し、R2が支援のために手を差し伸べる。R1は要救助者が機体に当たらないよう細心の注意を払う。
R1と要救助者が機体へと到着
13/R1と要救助者が機体へと到着。R1が機体へと足を掛け、R2が要救助者を確保する。
R2が要救助者を機内へと引き込むと救助完了
14/R2が要救助者を機内へと引き込むと救助完了だ。
平成30年4月に着任する県内消防本部派遣隊員の事前研修訓練が行われていた。この日は実機を使用してホイスト救助の基礎を訓練する。
ホイスト訓練施設
格納庫内に設置された、機体のスライドドア付近が模擬されたホイスト訓練施設。ホイスト装置は実物と同じものを使用し、定期的に実機と交換する。AW139がホバリングする際のピッチアップ7度も再現されている。(写真提供/三重県防災航空隊)
地上電源装置。
地上電源装置。機体への安定化電源として使用する。安定精度0.01という高精度の電源を事務所にあった台車に載せ、電源車の半値以下で高性能電源車を作り上げた。
三重県防災航空隊、この日の勤務隊員と平成30年度新規隊員事前研修中の出向隊員。向かって左から加納氏(中日本航空(株))、井上運航管理(中日本航空(株))、日野整備士(中日本航空(株))、内山博司航空班班長、中西勇介研修隊員(松阪地区広域消防組合消防本部)、大西智喜研修隊員(伊勢市消防本部)、今西陽一研修隊員(津市消防本部)、中村昌人隊長、岡田昌成副隊長、宮本具和隊員、豊田尚哉隊員、葛西整備士(中日本航空(株))、菅原操縦士(中日本航空(株))、大谷操縦士(中日本航空(株))。
【三重県防災航空隊「みえ」】 平成29年9月、三重県防災航空隊は防災ヘリを更新し、新たに配備したAW139型の運用を開始した。 だがこの機体、ただのAW139ではなかった。
Jレスキュー2018年5月号掲載記事 写真・文◎伊藤久巳(特記を除く)

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