「今回の災害の厳しさは、隊員の安全確保をとる支点もない非常に難しい山岳救助に加えて、火山ガス(硫化水素、亜硫酸ガス等)が噴出し続けているという、山岳救助とNBC災害が同時に発生した災害であったことに加えて、いつまた噴火するか分からず、雨が降れば土石流が発生するというリスクを抱えていた点にある」(東京都隊大隊長談)
緊急消防援助隊にはこれらのガスの検知を行える検知資機材(LCD3.3)を保有する高度救助隊(特別高度救助隊も含む)に加えて、山岳地域での活動に精通した救助隊、航空隊を中心とした隊編成が求められた。