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東京消防庁が洗剤に関する事故の防止を喚起

東京消防庁は、5月8日に東京都足立区の西新井駅でアルミニウム製の飲料用の缶が破裂し駅の利用客がけがをした事件を受け、洗剤を専用容器以外に移し替えないなど、洗剤に関する事故防止のための注意事項をホームページ上で緊急情報として掲載した。

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アルカリ性洗剤とアルミニウムで水素が発生する

同ホームページでは、洗剤に関する事故防止のため、以下の3点を挙げている。

◎洗剤を別の容器に移し替えない
◎種類の違う洗剤を一緒に使わない
◎使う前に容器に書かれている注意事項を確認する

洗剤を別の容器に移し替えたことが原因で発生した事故として、平成24年10月に発生した缶の破裂事故について掲載した。この事故は、アルカリ性の業務用洗剤をアルミニウム製の飲料用缶に移して蓋をしたことで、洗剤の成分とアルミニウムが化学反応を起こして水素ガスが発生し、密封された缶の内圧が高まって破裂したもの。同事故の危険性を示すために、アルカリ性洗剤とアルミニウム缶が化学反応する様子を実験した動画を公開している。

また、種類の違う洗剤を一緒に使用した際に発生する事故の危険性を示すため、塩素系洗剤に酸性洗剤を混ぜた実験の動画も公開している。

東京消防庁は、5月8日に東京都足立区の西新井駅でアルミニウム製の飲料用の缶が破裂し駅の利用客がけがをした事件を受け、洗剤を専用容器以外に移し替えないなど、洗剤に関する事故防止のための注意事項をホームページ上で緊急情報として掲載した。

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