ロープレスキュー競技会「GRIMP JAPAN 2023」想定レポート
Day3 P-2「ヤマヤベース」

川の対岸に取り残された要救助者をラフトボートを活用して救出する想定。ロープレスキューとラフトボートを使用したウォーターレスキューが複合されているため、それぞれの技術が必要とされる。崖下からの自然地形で、支点からエッジ際まで20mほど距離があるため、進入が困難となっている。

ボートの操船と救出のために、何名の隊員をボートに乗せる必要があるか、人員配置がポイントとなる。

大会後の主催者コメント
「三好市はラフティングの聖地であるため、ラフトボートを活用した想定をぜひ取り入れたいと思っていました。ラフトガイドの方々の協力のもと、実現することができて非常にうれしかったです。想定はシンプルであるため、ほとんどのチームが30分以内で救出することができました。最も早いチームは12分の救出で非常に驚きました。海外チームはボート操船を1名で行っているチームがありましたが、接触は非常に早く、ロープレスキューの大会ではありますが、総合的な救助技術が生きた想定でもありました」