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DRT JAPANのボランティア活動に密着
福島県いわき市内で土砂撤去
福島県いわき市は、台風13号による大雨被害で1700棟以上の浸水被害が発生した。これを受け、災害ボランティア活動をする技術系NPO団体「DRT JAPAN」は同市内で土砂撤去などの活動を実施した。そのうちの1日に密着した。
写真・文◎小久保陽一
浸水地域でDRT JAPANが土砂撤去
令和5年9月8日、台風13号によって発生した線状降水帯の影響で福島県いわき市などが激しい雨に見舞われ、同市内の10河川が氾濫する水害が発生した。同市内ではこの災害で1人が死亡し、5名が軽傷を負ったほか、床上浸水が1261棟、床下浸水が481棟の被害に遭うなどした(9月28日現在)。
災害ボランティアを行う技術系NPO団体の「DRT JAPAN」は本誌連載でおなじみの黒澤司氏をはじめ現地で活動を開始。取材に伺った当日は、地上から1m以上の浸水が発生した地域で、ボランティアに参加した消防士らとともに泥の撤去などの活動を実施した。
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泥の撤去以外にもミニショベルを活用