元K-1王者・魔裟斗さんを一日消防署長に任命
東京消防庁が火災予防を呼びかけ

東京消防庁は令和5年11月8日、東京・台東区の浅草寺で秋の火災予防運動週間に伴う大規模消防演習を実施した。演習には消防職員や消防団、自衛消防隊、消防協力団体を含む約300人が参加した。

今回は、秋の火災予防運動のポスターモデルに起用した元K-1王者の魔裟斗さんを一日消防署長に迎え、浅草寺の仲見世通りで防火パレードを行い火災予防を呼び掛けた。

浅草寺の本堂において実施された消防演習では、首都直下型地震により多くの避難者と火災が発生したとの想定で、浅草寺自衛消防隊、浅草神社自衛消防隊、二天門連合支部町会、日本堤消防団および消防隊等が連携して避難誘導、消火活動および救護活動等を実施した。

演習終了後には、魔裟斗一日消防署長に感謝状が贈呈され、防火防災訓練を体験。魔裟斗さんは「火を使う時はその場から離れないようにして火災を防いでほしい」と呼びかけた。

東京消防庁によると、今年発生した火災件数は11月7日現在で3580件。前年の同時期よりも301件増加していることから、火災予防を強く呼びかけている。