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「大阪南消防局」運用開始
8市町村が消防広域化
2024年4月から運用を開始した「大阪南消防組合」が消防広域化記念式典を開催した。
写真◎大阪南消防組合提供
河内エリアの3消防本部が広域化
大阪南消防組合は2024年(令和6年)4月3日、大阪府藤井寺市の同消防組合本部で消防広域化記念式典を開催した。
同消防組合は、柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部、富田林市消防本部、河内長野市消防本部が広域化し、本部名「大阪南消防局」として4月に運用開始。柏原市、富田林市、河内長野市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村の8市町村を管轄する。大阪府内で最も広い地域を担う消防本部となり、本部は柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部のあった場所に置かれる。
式典では、同消防組合の管理者で柏原市の冨宅正浩市長や、同消防組合の議長で羽曳野市議会の笠原由美子議員が挨拶を行ったほか、来賓の大阪府の吉村洋文知事らが祝辞を述べた。
広域化によって消防組織力を強化
その後、小池一彰消防局長が冨宅市長から本部旗を授与され、決意表明では「我々消防は、いつ発生するかわからないあらゆる災害から8市町村住民の生命、身体、財産を守るため、広域化の効果を最大限に発揮し、消防組織力を強化することにより、より速く、より強く、より効果的な消防体制の構築を目指します」と述べた。
また、「これまでに消防が経験した火災をはじめとする大規模地震、風水害等の各種災害に対し危機感を持って対策を立て、3消防本部が培った伝統を継承し、地域に密着した優しい消防、頼れる消防であり続けるよう組織一丸となって消防業務に勇猛精進することをここに宣言いたします」と表明した。
式典の最後には、管内8市町村の首長と吉村知事がテープカットを行った。