大型高所放水車 金沢市消防局<br>Σ型25m屈折はしご付消防ポンプ自動車(大型高所放水車仕様)

日本の消防車両

大型高所放水車 金沢市消防局
Σ型25m屈折はしご付消防ポンプ自動車(大型高所放水車仕様)

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バスケット
大型高所放水車 金沢市消防局
先端のバスケット許容荷重は2700Nで、3名搭乗が可能。高所における救助活動などに威力を発揮する。
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このバスケットは左右45度の首振り機能を有しており、建物に対して斜めに架梯してもバスケットは建物に対して平行にすることが可能であり、隊員の建物内進入や要救助者の乗り移りを安全に行うことが可能となっている。また、幼児乗車時の安全確保用にバスケットの隙間に可動式の安全バーが設置されている。
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ブーム側面に「青・黄・赤」の三段階表示があり、現在の伸梯長やどの程度伸長可能かが一目でわかるようになっている。
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有線式リモコン装置を有しており、離れた安全な場所からブーム、スロットル(ポンプ圧)、リモコン放水銃および塔送水の操作のほか、流量確認なども可能。
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バスケット部には屋内進入用送水口として65mm町野雄がバスケット外に1口、バスケット内に1口の計2口設けられており高所への大量送水が可能。地上から高所への大量送水中継が必要となる場合にも有効な装備である。
付帯機能
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後部の収納庫は標準仕様はシャッター式であるが、あえて上下展開式としている。これにより下部扉のみを展開してステップとしても使用可能。
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キャブ右側後部の裏側(梯体との間)に独自設計により階段を設けており、バスケットまでの通路の大型化や滑り止め処理、キャブとの隙間にはブリッジを設置するなど、隊員が安全かつ迅速にバスケット内に乗り込むことが可能となっている。
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指令センターで遠隔制御が可能な映像伝送システムを設置するための専用架台を取り付けることができ、高所からの俯瞰映像を伝送可能。
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バスケット内部には短尺ホースとガンタイプノズルが設けられており、バスケット内吐水口に接続することでバスケット内からの放水活動も可能となっている。
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車両側面監視用カメラ。
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キャブ上部の赤色警光灯基台部に車両側面監視用カメラが取り付けられ(写真上)、車両後部のアウトリガ操作部の液晶にその画像が表示されることで、アウトリガ設定時の安全確認を容易にしている。
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金沢市消防局が配備する三点セット。左から泡原液搬送車(Jレスキュー平成26年3月号、Vol.68掲載)、大化Ⅰ型大型化学消防ポンプ自動車(Jレスキュー平成24年9月号、Vol.59掲載)、大型高所放水車(本車両)。
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本車両を運用する金沢市駅西消防署特殊車隊および201消防隊。(取材当時) 左から
守正芳消防司令補
髙坂茂樹消防士長
小林幹消防司令
杉野剛太消防士長
千口隆基消防士
西川和樹消防士
広瀬匠消防士
四面図
大型高所放水車 金沢市消防局
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【SPECIFICATIONS】

車名:日野
通称名:プロフィア
シャーシ型式:QPG-FH1ALDA
全長:9780mm
全幅:2500mm
全高:3580mm
ホイルベース:5150mm
最小回転半径:7.9m
車両総重量:16860kg
乗車定員:6名
原動機型式:A09C<AT-Ⅸ>
総排気量:8866cc
駆動方式:4×2
ポンプ:A-1級(V3000)
ブーム最大
地上高(節数):25.5m(3折・3段伸縮)
最大泡放射量:3100L/min
最大泡放射量:70m
配備年月日:平成29年3月23日
艤装メーカー:日本機械工業
契約先:(株)本田商会

金沢市消防局 駅西消防署(石川県)
写真・文◎橋本政靖 日本の消防車2018年掲載記事

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