空港用化学消防車 成田国際空港株式会社

日本の消防車両

空港用化学消防車 成田国際空港株式会社

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ハイアタックポジション
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
ハイアタックポジションからの放水。大型航空機の胴体を上部から狙う戦術。従来車両の主タレットと比較すると風の影響を受けにくく、ポイントを狙うことが可能。
ローアタックポジション
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
ローアタックポジションからの放水。胴体やエンジン、翼の下部に漏洩した燃料による火災に直接薬液を放射可能。隊員がハンドラインで地上から消火するのに比べて安全性がより向上する。
ミドルアタック ポジション
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
ミドルアタックポジションとバンパータレットからの放水。車両としての最大放水量は毎分6600Lなので、両者の合計が最大毎分6600Lの薬液放射が可能。
穿孔ノズルの放水
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
穿孔ノズルが航空機の胴体を貫通させたと想定したもの。一刻の時間的猶予がないキャビンの火災に非常に有効な手段となる。
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
取材日の空港消防当務隊員。写真左から中山消防チームリーダー(NAFS)繪鳩靖之係員(NAFS)、消防司令・越川進司(NAS)、消防士・佐久間淳(NAS)、消防士長補・多田悦章(NAS)、消防司令・吉田昌宏(NAS)、消防士長補・櫻井彰弘(NAS)。
4面図
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
空港用化学消防車 成田国際空港株式会社
【SPECIFICATIONS】

車名:Oshkosh
通称名:STRIKER6×6(HRET型)
シャーシ型式:   −
全長:12360mm
全幅:3100mm
全高:3800mm
ホイルベース:6780mm
最少回転半径:11.7m
車両総重量:34885kg
乗車定員:3名
原動機型式:TCD16.0
総排気量:15.87L
最大出力:約700馬力
駆動方式:6×6
最高速度:110km/h 0-80km/h 35秒
水ポンプ:Watrous社製 CRQB,A-1級
水積載容量:10500L
薬液積載容量:880L
粉末消火剤積載重量:220kg
混合方式:ポンププロポーショナー方式
主タレット最大地上高:15.2m
主タレット最大作業半径:10.5m
穿孔ノズル最大到達距離:8.5m
配備年月日:平成28年6月1日
艤装メーカー:アメリカOshkosh
サービスディーラー:第一実業

空港用化学消防車 成田国際空港株式会社[千葉県]
写真・文◎伊藤久巳 「日本の消防車2017」掲載記事

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