30m級はしご付消防自動車(大量救出・車いす対応型)<br>東京消防庁

日本の消防車両

30m級はしご付消防自動車(大量救出・車いす対応型)
東京消防庁

Twitter Facebook LINE

車いす対応バスケット

消防車
介助者がすべらないよう、スロープには特殊な加工が施された。
消防車
車いすと介助者が搭乗しても余裕のあるバスケット装置内。バスケット装置内の手すりは高さの異なる二段式かつ弱視の方でも判別しやすい黄赤色。
消防車
車いすをベルトでレールに固定した状態。
消防車
車いすは前後からベルトで固定できる。
消防車
バスケット装置前面のステップも展開した状態。
消防車
補助スロープからも車いすの搭乗が可能。
消防車
専用担架およびブラケットを使用して救助用担架をバスケット装置上に装着できる。

シングルキャブ化で資器材庫を充実
バックトーク装置新設で安全性が向上

キャブ

消防車
トランスミッションはフロア式6速オートマチック。シフトレバーがニュートラルレンジ以外で各ドアが開放された場合には警報音が鳴る仕組み。
消防車
最大4名乗車が可能なキャブ内。運転席以外は座席の背当て部分に空気呼吸器を積載可能。
消防車
サイレンや各種警光灯のスイッチが並ぶ。合成音声による音声警報装置を装備し、周囲の車両や歩行者に対し注意喚起ができる。
消防車
後方確認用としてバックアイカメラに加え、相互通話可能なバックトーク装置を備え、車両後退時等に機関員は誘導員と容易に意思疎通できる(車両停止状態で撮影)。
消防車
運転席側のターンテーブル傾斜角度計。写真は前方に向かって約1度傾斜した状態。

収納

消防車
潤沢にスペースが取られた資器材庫。
消防車
資器材庫には発動発電機やワイヤーカッターなどが整然と並ぶ。
消防車
車両側面にはLED式の路肩灯が設けられている。
消防車
出向途中の小規模火災に対応できるようスタンドパイプやスピンドルドライバー、消火栓かぎなどを装備する。
消防車
タイヤ用敷板とジャッキ敷板はタイヤハウスの上に収まる。
消防車
車両両側面にはLED式の作業灯を装備。
消防士
取材にご対応いただいた四谷はしご小隊。
左から、隊長 消防司令補・三浦 淳、隊員 消防士長・松下貴大、機関員 消防士長・中村健作。
消防車

【SPECIFICATIONS】

車名:日野
通称名:プロフィア
シャーシ型式:2DG-FR1AJA
全長:11000mm
全幅:2490mm
全高:3600mm
ホイルベース:5.7m
最小回転半径:8.2m
車両総重量:19970kg
乗車定員:4名
原動機型式:A09C
総排気量:8866cc
駆動方式:6×2
はしご最大地上高:30m(5連)
配備年月日:平成30年12月21日
艤装メーカー:モリタ

東京消防庁 四谷消防署[東京都]
写真・文◎伊藤久巳 日本の消防車2020掲載記事

Ranking ランキング