救助工作車II型 横浜市消防局

日本の消防車両

救助工作車II型 横浜市消防局

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リア

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車内へのもう一つのアクセス場所がリア。
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右側のはしご部分が長尺物専用の収納庫。バックボードや水難ボート用のパドルを積載。
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後部ドアから見たウォークスルーの広い車内。
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後部に乗降用のステップ、耐荷重3000kgのアンカーを取付。
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後方ドア下の収納庫にマット型空気ジャッキのマットを積載。
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はしご昇降装置は先代と同様に手動での積み降ろし構造とし、軽量化を図った。

フロントウインチ

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ウインチはロッツラー社製。トライマチック式のためワイヤー長にかかわらず、最大6トンのけん引能力を持つ。耐荷重3000kgのアンカーも設置。
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ウインチ操縦画面にゲージが正確に表示される。
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これまでは最大能力を引き出すためには50mのワイヤー長(対象物との距離をとる)が必要だったが、その必要がなくなり格段に利便性が向上。

左側面

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左側面の収納庫。下部に耐荷重500kgのアンカー3つ、上部に耐荷重200kgのアンカー2つ取付。
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大型油圧救助器具のアタッチメントやエンジンカッター及びチェーンソーを収納する部分の床面には、出し入れを容易にし、傷防止、オイル垂れ後の手入れがしやすいとの理由から、アクリル板を施工。
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大型削岩機も積載。
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大型油圧救助器具はアムカス製。油圧ホースは1本で使用できるシングルカップリング。
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横浜市消防局で初導入の小型、軽量エンジンポンプ。3モード切替機能があり、BOOSTモードにすれば、2系統が1つに統合され最大4424㏄の吐出量で操作可能なため、アタッチメントの開閉動作が速くなる。

右側面

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下部に耐荷重500kgのアンカー3つ、上部に耐荷重200kgのアンカー3つ取付。
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ステップはフルフラット仕様。
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スカート部に折り畳み台車やチョーク類を積載。
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重量のある資機材はレール式に。
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SRは他隊より能力の高いチルホール、通称35を2基積載。この2つで落下した車両を引き上げるなど汎用性の高いツールの一つ。

車上部

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照明装置は佐藤工業所ナイトスキャンチーフ。
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部隊標識灯は発光にムラがない札幌ボデー工業製。
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三連はしご、照明装置は埋め込み型でフラットな車上。

横浜市消防局 特別高度救助部隊(通称:スーパーレンジャー)

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同車を運用する横浜市消防局 特別高度救助部隊。
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【SPECIFICATIONS】

車名 日野
通称名 レンジャー
シャーシ形式 2PG-FE2ABA
全長 9137㎜
全幅 2490㎜
全高 3510㎜
ホイルベース 5190㎜
最小回転半径 8.9㎜
車両総重量 12280㎏
乗車定員 8名
原動機型式 A05C
総排気量 5120cc
駆動方式 4×2
ウインチ ロッツラ―製TR030/6
照明装置 湘南工作所製ナイトスキャンチーフ
配置年月日 令和2年3月31日
艤装メーカー 外観及び内装:札幌ボデー工業
       資機材積載棚:帝国繊維

横浜市消防局 警防課[神奈川県]
写真・文◎木本晃彦 日本の消防車2021 掲載記事

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