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【コラム】8月5日は「はしご車の日」
日本一高いはしごは何メートル?

8月5日は「はしご車の日」。日本一長いはしご車とはしご車の歴史について紹介する。

写真◎編集部

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8月5日は「はしご車の日」。

国内消防メーカートップのモリタホールディングス(以下・モリタ)が制定したものだ。
日付は「は(8)しご(5)」と読む語呂合わせで、記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

日本のはしご消防車の高さには種類があり、現在製造されているものでは、15m、25m、30m、35m、40m、50mなどがあるが、現在日本で一番高いはしごの高さは、なんと54.7mだ。車体は長さ12m、幅2.5m、総重量約25t。法律上、車体をこれ以上は大きくできず、今の技術力で対応できるのは、この高さが限界となる。

では「はしごが届かないビルはどうなるの?」と思うかもしれないが、30m以上の高さの建物には消防隊が使用する非常用エレベーターが設置されているので大丈夫。炎や煙が回らないように、非常用と一般用エレベーターの間は耐火構造の壁などで区画され、一定以上の高さの建物には放水口が設置されているので、建物内部から消火活動ができるようになっている。超高層建築物となると消防活動のため、屋上にヘリポートを設置し、消防ヘリコプターなどによる空からの救助活動も行われる。

はしご車の日
日本で一番高い54.7mのはしご付消防自動車。国内では現在、金沢市消防局、岡崎市消防本部、徳島市消防局、埼玉県南西部消防局、豊橋市消防本部の5消防本部に導入されている。

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はしご車の歴史について詳しく紹介!

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