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消防士の魅力を知ってもらおう!
和歌山県消防学校がオープンキャンパスを開催
和歌山県消防学校は、消防士を目指す若者を増やす目的で、2024年(令和6年)8月8日にオープンキャンパスを開催した。
投稿◎和歌山県消防学校
2024年(令和6年)8月8日、和歌山県消防学校は消防の仕事に興味のある高校生以上から30歳までを対象にオープンキャンパスを開催した。
オープンキャンパスの主な内容は、初任科学生の訓練披露から始まり、現役消防士による訓練披露では、潜水訓練、宙吊り救助訓練とドローンによる偵察、低所救助訓練、救急シミュレーション訓練、小型救助車による救出訓練などが実施された。また、消防体験コーナーでは、訓練礼式、防火服着装、結索訓練などが行われた。
さらに、初任科学生への質問コーナーが設けられ、参加者とさまざまな消防の魅力や不安点などを解消する意見交換が活発に行われた。
今回、和歌山県では初の試みとなったオープンキャンパスは、消防の魅力を発信することと同時に、県内消防本部の人材確保を目的に開催されたが、想像していた以上にさまざまな副次的な成果があったという。多くの課題を抱えながらスタートした取り組みであったが、県内消防本部、初任学生、県消防学校、参加者と多方面にとって非常に意義深いもので、それぞれが未来の消防士への思いを紡いだかけがえのない時間となったとのこと。
人材確保に向けた所属がアピールを効果的に行うことができる機会でもあり、加えて県内消防本部のアピール、採用案内に関して考える良い機会になったという手ごたえを感じたそうだ。
初任科学生からは「県民に対峙し、消防士のリアルを実感できる貴重な機会であった。当日に向けた準備を通じて成長が一気に促進され、教育終盤である中、学生の達成感が感じられ、一体感が増したことで自信につながった。次年度以降には、所属の代表として現任消防士の披露訓練に出たいという思いにもなり、教育終盤におけるモチベーションが向上した」との感想が寄せられた。
また、オープンキャンパスの参加者は「消防学校の教育内容や全国有数の恵まれた教育訓練施設を知る貴重な機会となりました。初任学生と触れ合えたことで、目標となる先輩になりました」と目を輝かせながら話した。