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スタートアップが革新的な救助訓練用設備を開発!
菊陽町消防団が訓練で活用

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Rescue Training Moduleを使用した訓練

訓練想定は、地震によって2階建ての木造住宅の1階部分が潰れ、大人2名と子供1名が1階部分に閉じ込められたというもの。訓練に参加した消防団員らは、倒壊家屋内の要救助者を確認した後、倒壊家屋に応急的な補強措置を行った上で2階部分などから倒壊家屋内に進入し、救助活動を展開した。

菊陽町消防団救出・救助訓練
建物2階部分に菊陽町消防団員が進入。畳を除去して床板に開口部を作成する。
菊陽町消防団救出・救助訓練
建物1階部分に菊陽町消防団員が進入。要救助者に接触して容態を確認する。
菊陽町消防団救出・救助訓練
消防団員に続いてDMAT隊員も1階部分に進入。要救助者に輸液を投与する準備を進める。
菊陽町消防団救出・救助訓練
要救助者に輸液を投与しながら、開口部から2階部分へ搬送を開始。
菊陽町消防団救出・救助訓練
要救助者を2階へ搬送後、バックボードへの固定と同時にAEDの設定を行う。

「有意義な訓練になった」

DMAT隊員が要救助者に接触後はトリアージと輸液投与等の応急処置が行われ、消防団員が救助活動を実施した後、救急車へ搬送された。

今回の訓練に参加した菊陽町消防団の大塚敏団長は、「普段の訓練は火災を想定した放水訓練が中心で、災害救助訓練を行ったのは初めてだった。すべてにおいて勉強になったが、特に災害発生時は、冷静に状況を把握し、団員の安全を確保しながら救助することが重要だと感じた。普段どこにでもある道具を使い救助する訓練は有意義な経験になった」と、今回の訓練が実りある内容だったことを振り返ってコメントした。

熊本県菊陽町で10月6日、菊陽町消防団とDMATが連携した救出・救助訓練が行われた。
写真◎株式会社減災ソリューションズ提供

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