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千葉大医学部生による機能別消防団CUMST設立
千葉市は、消防団内に千葉大学医学部生をメンバーとした機能別団員チームを新設した。
写真◎千葉市消防局提供
大規模災害時に特化した消防団員
千葉市は2024年12月26日、「千葉市消防団 CUMST(カムスト)」の発足式を行った。
CUMSTは、医療分野での専門的知識・技術を持った千葉大学医学部生による機能別団員チームとして設立された。千葉市消防団の大規模災害団員として、大地震などの大規模災害発生時に特化して知識・技術を生かし、応急救護活動や避難所における健康管理等を実施する。
同チームのメンバーは、同大学災害治療学研究所教員がチームリーダーを務め、同大学医学部救急サークル「C-TAT」の10名が活動する予定だ。同サークルは、心停止を起こした方の救命率向上に少しでも貢献できることを目指して活動しており、日本BLS協会と千葉大学救急科・集中治療部の教員・医師の指導の下で、同大学の学生を対象にAHA BLS-HCPコースを実施している。
千葉市と千葉大学は、包括的な連携に関する協定を結んでおり、CUMSTもその一環として設立された。同チームは2025年1月1日から活動を開始する。