
Report
全日本レッカー協会×板野東部消防組合
大型トラックレスキューの大規模訓練開催!
【想定2】大型トラックと軽自動車の正面衝突事故
大型トラックのキャビン下に潜り込んだ軽自動車からの要救助者2名を救出するものであり、レッカー事業者との連携を前提とする。
【車両火災】
【キャッチバッグ】
全日本レッカー協会と株式会社あかつきによる横転車両の車両復元を実施。その際、「キャッチバッグ」という資器材を使用し、安全に復元する手法が披露された。
コミュニケーションと共通認識
訓練総括では、合同訓練を通じて相互の活動を目の当たりにし、何ができて何ができないのか、どこを活動の線引きとし何を調整すべきなのかなど、立場や資機材の違いを認識した活動の必要性が強く感じられた。特に、課題としてコミュニケーションと共通認識を持つことの難しさが挙げられ、活動の目的と本質を相互理解するために、常に意識すべき不可欠なスキルであることが再認識された。
今回の合同訓練は初の試みであり、大型車両2台、普通乗用車1台、軽自動車1台の用意から引き取りまで、すべて全日本レッカー協会のご厚意と手厚いバックアップ体制のもとで実施された。単独消防本部では成し得ない規模の訓練となり、非常に有益な成果が得られた。今後も継続的に訓練を実施し、現場活動でスムーズな連携が図れるよう、練度を高めていく方針である。