Report
世界レベルのロープレスキューを全国に共有する!
「GRIMP JAPAN 2022」in和歌山県田辺市
写真・文◎編集部
10月22日・23日の2日間、国際基準に基づいたロープレスキューを共有するための交流会GRIMP JAPAN Rope Rescue Meeting 2022(以下RRMという。)が和歌山県田辺市の新庄総合公園で実施された。全国から30チーム以上が応募し、抽選で岩手から鹿児島までの15チームと、この交流会のために招へいされた台湾のロープレスキューチームKRRTも参加し、計16チームで8つの想定に挑戦した。
ロープアクセス技術がなければ現場に到達できない想定、橋下をロープで移動して要救助者を救出する、など国際大会でも設定されているような想定が盛り込まれた。経験のない想定に、苦戦するチームの姿もあったが、それでも志を共にする全国の消防士が、一斉にロープレスキューに取り組むことはとても刺激的で、困難な状況すら心より楽しんでいた。
また、KRRTは世界的に最も歴史ある国際的なロープレスキュー大会GRIMPDAY2019で優勝した世界トップレベルのチームで、彼らの技術を一瞬も見逃すまいと、多くの見学者が身を乗り出して録画していた。(続きは、Jレスキュー2023年1月号のレポートをお楽しみに)