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モデルのトラウデン直美さんが一日消防署長で火災予防を呼び掛ける
3月1日から3月7日までの「令和5年春の火災予防運動」に伴い、東京・千代田区にある東京駅丸の内駅前広場で、タレントのトラウデン直美さんを一日消防署長に迎え消防演習が実施された。
写真◎編集部
東京消防庁では、3月1日から3月7日までの「令和5年春の火災予防運動」に伴い、東京都民の火災予防意識の向上を図ることを目的に、東京駅丸の内駅前広場において消防演習を実施した。
消防演習では、一日消防署長を務めたモデルのトラウデン直美さんが消防演習の指揮を執り、強い地震と火災によって多くの避難者やけが人が発生したとの想定で、東京駅自衛消防隊、丸の内消防団および消防隊が連携し、消火活動や救護活動を実施した。
清水洋文消防総監は、職員らに「100年前の関東大震災では、東京駅の駅員が猛火を食い止め多くの命を救ったと聞いている。首都直下地震が危惧されている中で、各機関の連携強化に努めてほしい」と訓示した。
トラウデン直美さんは消防演習後に「消火器の使い方や設置場所を確認するなど、身近なことから一緒に火災予防に取り組んでいきましょう」と呼びかけた。
東京消防庁管内では、今年に入り住宅火災による死者が27人(2月28日までの速報値)発生している。すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられているが、住宅火災による死者の約3割は住宅用火災警報器等が未設置であるため、さらに住宅用火災警報器の設置を強く呼びかけている。