「橋 Ch'iao 2022」で日本のロープレスキューチームが躍進! 1日目の様子

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「橋 Ch'iao 2022」で日本のロープレスキューチームが躍進! 1日目の様子

令和4年12月8~10日に台湾でロープレスキュー競技大会「橋 Ch’iao(チャオ)」が行われ、日本から「START JAPAN」、「JAPAN WEST 9PM」、「R.R.Y」の3チームが参加し、上位入賞を果たした。その大会の模様を紹介する。

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「橋 Ch'iao」とは?

「橋 Ch’iao」とは、AiRAS(Ascent international Rope Access Service)という団体が主催する、アジアで最も有名な国際的ロープレスキュー競技大会。毎年台湾で開催されており、令和4年で8回目となる。

日本からはこれまでに平成28年に1チーム、平成29年に2チーム、平成30年に5チーム、令和元年に4チームが参加している。

同大会の特徴は、台北にある台湾内政部消防署(日本における消防庁に相当)の訓練施設を大会拠点とし、吊り橋での100m登はんレース、ヘッドライトの明かりを頼りに活動する夜間想定、営業中の大規模商業施設内での活動等バラエティ豊かで高負荷な想定が用意されていることが挙げられる。とりわけ今回は、3年ぶりの海外チームの参加があったことで内政部消防署が全面的に協力する最大規模のイベントとなった。

コンペティションの面では、テクニカルな想定内容もさることながら時間を意識した活動を要求されることでも知られており、今大会も要救助者への接触時間ならびに救出完了時間がシビアに設定されていた。これは大会オーガナイザーのJay Chen氏の意向であり、「台湾のロープレスキューの基礎的な部分は十分に成熟してきている。今後の大会意義について考えれば、成功体験だけではなく困難かつ高ストレスな状況下での失敗や様々な経験を得ることで、次のステージへ成長してほしい」との考えがあるためだ。

日本からの参加チーム
JAPAN WEST 9PM

中四国9県の消防士が集う自主勉強会9PM(9 Prefeture Meeting)の中で特にロープレスキューに特化し海外の競技会で結果を残すこと、その実績と経験を日本のロープレスキューの成長につなげることを目的に作られたチーム。今大会時のチーム構成は、岡山・香川・徳島・高知・島根・兵庫各県の消防士21名と警察官1名の計22名。

【主な大会出場歴】
平成28年:R4J 優勝
令和元年:Ch’iao 2019 優勝
令和3年:GRIMP JAPAN 2021 優勝
令和4年:GRIMPDAY 2022 優勝

R.R.Y(Rope Rescue Yamanashi)

山梨県内の有志の消防士で構成され、「Enjoy Rope.~ロープを楽しむ~」、「Connect with a Rope.~ロープで世界を繋ぐ~」をチームスローガンとして国内外の競技会にチャレンジし、その技術を現場活動に還元することを目的としたチーム。令和3年の「GRIMP JAPAN 2021」で5位の成績を収める。

START JAPAN

近畿中南部を中心とした消防士が集う有志の団体。STARTは「South Team All Rescue Technicians」の略称。主に海外の競技会へチャレンジすることおよび国内でロープレスキューを発展させることを目的に活動している。今大会時のチーム構成は、各地方で活動しているTRIC(和歌山県)、BRITZ(奈良県・三重県)の消防士32名となる。今大会は、2020年の結成以来初めてのチャレンジであり、今後も継続的なチャレンジを予定する。

大会の流れ

大会は、1日目に資器材チェック、リーダー&コントローラーミーティング、吊り橋100mペア登はんレース。

2日目は消防署での4想定と河川敷での1想定。

3日目は体育館周辺での4想定と半山夢工廠で1想定があり、その後に表彰式というスケジュールで進行された。

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1日目の競技が始まる

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