「橋 Ch'iao 2022」で日本のロープレスキューチームが躍進! 1日目の様子

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「橋 Ch'iao 2022」で日本のロープレスキューチームが躍進! 1日目の様子

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1日目の競技が始まる
資器材チェック

Ch’iaoでは、運営本部により厳格な資器材チェックが行われる。

各チームは持ち込んだ資器材をシート上に整然と並べ、係員がそれらを1つずつ手に取り確認していく。規格表示や正規品であることの確認はもちろん、金属製品は深い傷がないか、動作はスムーズか、極端な摩耗がないか等がチェックされる。繊維製品は、端末やタグに記載されている製造年月および使用開始時期がチェックされる。係員が使用不可と判断した資器材は、その場で没収され大会の終了時に返却される。

このような徹底した安全管理の下で行われた資器材チェックを、日本からの3チームは大きな問題なく終えることができた。

リーダー&コントローラーミーティング

資器材チェックを終えると、チームリーダーとコントローラーのみが別室へと集められ、大会ルールや採点方法について綿密なミーティングが行われた。

ロープレスキューの国際大会では、それぞれの参加チームから他チームを評価する「コントローラー」を出すことが求められる。このコントローラーは、他チームの活動を見て評価することにより、そこで得られた経験や新しい発見を自分達のチームで共有し、さらにロープレスキューを発展させていくという大きな役割を担っている。

Ch’iaoでは、特にコントローラーがロープレスキューを成長させるキーマンであるとして重要性が強調されており、その責任の重さを物語るように各想定の評価点数はコントローラーが100点満点を担うという大胆なものだった。

100m登はんレース

Ch’iao2022での最初のチャレンジは「橋 Ch’iao」という大会名の由来にもなった東埔吊橋でのチーム対抗ロープ登はんレースだ。

東埔吊橋は台湾本島のちょうど真ん中付近にある渓谷にかかった吊り橋であり、地上との高低差は約100m。一度に渡って良い人数が60人に制限されているという胸がざわつくような特殊な環境下にある。

レースは各チーム2人1組×3班のリレー方式で競われる。同時に登はんする2人はランヤードでつながれており、離れることが許されない。各チームは事前にトレーニングをしているものの、実際に100mを登はんした経験はなく、日頃のトレーニング以上の高さゆえのロープの伸びに苦労させられた。

ロープを登っている間は景色を楽しむ余裕や高さに恐怖する暇もなく、橋にたどり着いたらすぐに欄干を乗り越えて内側に進入しロープから離脱しなければならない。最も苦しい状況で、正確かつ安全な操作とタイムへの挑戦を同時に行わなければいけないという、レスキューの大原則を痛感することとなった。

100m登はんレースの結果は、1位がSTART JAPAN、2位がJAPAN WEST 9PM、3位がR.R.Yと、日本チームが上位を独占した。日本チームのフィジカル能力の高さを証明することができた。

いよいよ想定が開始! 2日目の競技へ続く →こちらへ
尚、GRIMPDAY2022(ベルギー)の想定解説はJレスキュー誌にて連載中

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【GRIMP JAPAN 2023のご案内】
国内最大規模の競技会「GRIMP JAPAN 2023」は、3月17日~19日の期間、徳島県三好市で開催されます。国内からは18チーム、海外からは6チームが参加し計24チームが、約10の様々な環境下における事故想定に対する救助活動の安全性や迅速性を競います。

開催日時 2023年3月17日(金)~19日(土) ※競技は18日、19日の2日間
開催場所 徳島県三好市周辺
詳細はGRIMP JAPANフェイスブックページまたはインスタグラムページをご覧くださ
い。
※見学者も募集
GRIMP JAPAN 2023には、昨年の世界大会で優勝した「JAPAN WEST 9PM」や上位の成績を残した海外チームも出場予定。

令和4年12月8~10日に台湾でロープレスキュー競技大会「橋 Ch'iao(チャオ)」が行われ、日本から「START JAPAN」、「JAPAN WEST 9PM」、「R.R.Y」の3チームが参加し、上位入賞を果たした。その大会の模様を紹介する。

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