土砂災害を想定し近隣6消防本部が集結!<br>両毛地区消防本部特殊災害訓練

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土砂災害を想定し近隣6消防本部が集結!
両毛地区消防本部特殊災害訓練

「令和5年度 両毛地区消防本部特殊災害訓練」が足利市消防本部訓練場において実施された。

写真◎編集部

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令和5年10月25日、栃木県足利市消防本部は足利市中央消防署訓練場において「令和5年度 両毛地区消防本部特殊災害訓練」を実施した。

この訓練は、栃木県と群馬県の両毛地区にある6消防本部(足利、佐野、館林、桐生、伊勢崎、太田)が参加する定例訓練で、昭和51年12月20日に締結した両毛地区消防本部特殊災害相互応援協定に基づき、協定締結消防本部の持ち回りで毎年実施されている。

訓練は、10月の長雨により足利市内の山間部で地滑りが発生、麓にある中高層建築物が土砂に埋もれ、要救助者が多数発生しているとの想定で、参加車両11台10隊、参加人員41名で行われた。

消防署
訓練会場となった足利市消防本部足利市中央消防署の訓練場。
消防車
足利市内の山間部において土砂災害が発生。救助要請を受けた足利市消防本部中央消防署から足利指揮1、足利中央化学1、足利救助1、足利中央救急1が出場する。
訓練場
中高層建築物屋上(第2ビル)に取り残された多くの要救助者が助けを求めている。
救助隊
足利市消防本部の消防部隊が、指揮隊長から下命を受ける。
救助隊
足利特別救助隊は、充電式運搬車に重量物となる資機材等を積載し、車両の進入が困難な場所まで搬送して活動を開始する。
ドローン
足利消防の指揮隊がドローンを使って土砂災害現場の被害状況等の偵察を開始する。
救助隊
足利特別救助隊が捜索活動を行う。
救助隊
現場の状況は甚大なる被害であることから、指揮隊長は近隣5消防本部へ応援要請を求める。

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近隣消防本部から続々と応援部隊が到着する!

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