Report
6機の消防・防災ヘリコプターが横浜に集結!
大規模災害対応訓練を実施
緊急消防援助隊航空部隊等の集結訓練! 空からの航空救助は大規模災害時には大きな役割を果たすため、日頃からの連携訓練が重要となる。そして顔の見える関係構築の一つとして、災害に備える消防防災航空隊の連携訓練をレポートする。
写真◎伊藤久巳
10月24日、神奈川県横浜市にある横浜市消防局横浜ヘリポート等において、令和4年度「神奈川県緊急消防援助隊航空部隊等受援訓練」が実施された。
この訓練は、大規模災害発生時に緊急消防援助隊航空部隊の連携を図り、迅速かつ円滑な運用を目的とした訓練として2~3年に1度のペースで実施されている。
訓練想定は横浜市直下で朝7時に震度7の大地震が発生。八景島や城ヶ島につながる橋が落ち、地上の消防部隊が救助へ向かえないとの連絡を受け訓練が始まる。横浜市消防局航空消防隊は、横浜ヘリポート内に航空指揮本部を立ち上げ、被害などの情報収集を開始。それと同時に、近隣の都県(東京消防庁装備部航空隊、埼玉県防災航空隊、茨城県防災航空隊、千葉市消防局消防航空隊、名古屋市消防局消防航空隊)などから応援で駆け付けた6機の消防防災ヘリコプターと派遣隊員の受け入れに向けた準備を整えながら訓練が進められた。また、指揮本部には静岡県消防防災航空隊が航空指揮支援隊として地上支援に入り、運用のサポートにあたった。
他都県から横浜ヘリポートに飛来した部隊は、被害情報を把握しながら被災者の救出へ向かう準備を整え、ヘリコプターへの燃料補給、活動拠点ヘリベース運用と航空救助訓練を進め、各関係機関との連携を強化した。