延長方向の狭いスペースで有効<br>二重巻きホースと島田折ホースの「三重ホース延長」<br>【相模原市消防局】

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延長方向の狭いスペースで有効
二重巻きホースと島田折ホースの「三重ホース延長」
【相模原市消防局】

Jレスキュー2018年7月号掲載記事

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三重ホースとは『新・ホース延長ガイドブック』(Jレスキュー消防テキストシリーズ)に紹介されている四重ホースに近いものだ。

相模原市消防局では各隊が積載している二重巻きおよび島田折ホースで、この四重ホースに近い形で展開できないか検討してみたところ、結果的にこの三重ホースになった。

四重(巻き、折)ホースは延長方向に5mのスペースが必要となるが、二重巻き、島田折ホースの三重ホース展開は、延長方向のスペースに合わせた展開が可能だ。「延長方向の狭いスペースでの展開は引き込みホースが長くなるので、ホース捌きをしたほうがいいと思う」と相模原市消防局では語っている。

二重巻きホースからの三重ホース展開
延長する方向と逆方向(空きスペース)に展開する。
メス金具付近のホースを上から体に寄せるようにすくい上げる。
すくいあげたホースを前腕にかけ、擦らせながら放水位置まで移動し、右手のホースを離しホースを捌く(捌かなくてもOK)。
島田折からの三重ホース展開
島田折を延長方向に折りたたみ部分を向けセットする。
目測で放水位置までの距離分のホース折り返し部分を取る。折りたたみのメス金具から1/2=10m、1/3=6m程度 の概算でよい。写真は約1mの折りたたみ幅なので、6mの位置に手が入っている。
放水位置まで進む。放水位置まで移動したら、二重巻きホースからの三重ホース展開と同様。これを応用し、ホースカーから降ろした複数本の島田折を延長した際にも便利だった。

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延長方向の狭いスペースで展開後のホース捌き

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