マンパワーが足りなければ、ウインチを活用すればいい!<br>杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法

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マンパワーが足りなければ、ウインチを活用すればいい!
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法

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降下する際にもウインチが使える!

隊員や資機材を降下させる際にもウインチを活用できる。その際は摩擦を少なくするため、巻き込む回数は2回、エンジンはかけなくてOK。

杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
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通常の倍力システムを使用すると…

杵藤地区広域市町村圏組合消防本部では通常4倍力システムを用いる。ロープ長は200mだが実際には50m分しか使えないため、引き揚げる距離が短い場合は問題ないが長距離となるとリセットが可能な倍力システムを用いることになり、引き揚げ時にリセットする際は一時引き揚げが中断することから、要救助者の心理的負担および設定隊員の体力的にも運用が難しい。

杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
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訓練に参加した武雄消防署の特別救助隊員たち。
お話

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杵藤地区広域市町村圏組合消防本部
武雄消防署
特別救助隊長

(写真左から)
消防司令補 光冨康雄、
消防司令補 松尾心平、
消防司令補 永石哲也

ほとんどの消防にとって“マンパワー不足”は悩ましい問題だろう。杵藤地区広域市町村圏組合消防本部ではそれをただ嘆くのではなく、思い切って発想を転換。ロープウインチを活用することでマンパワー不足を解消し、活動の幅を広げている。
写真◎中井俊治 Jレスキュー2017年1月号掲載記事

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