
Special
震災対応に強くなる重機訓練法 ―取手市消防本部―【前編】
基本動作の展示
災害現場での障害物の除去を想定した、コンクリートの板やカルバートを移動させる。まずは、手本として取手市消防署の吉田大祐副署長がオペレーションの見事な手さばきを披露する。「慣れてくれば、これだけのスピードで出来るようになる、ということを知ってもらいたかった」(吉田)
ポイント
重機操作は、始動はゆっくり。スッと動けばそのままスムーズに動き出すが、動き出しが悪い時に強行すると、機械に負荷がかかるので、耳を澄まして機械音(鉄のきしむ音、ギギギ音・ミシミシ音など集中していれば聞こえる)を聞きながら操縦すべきである。








待機時に付けておくアタッチメントは? 「取手市はグラップル(フォーク)派」
重機は状況に応じてアタッチメントを交換できるが、できれば待機時に付けておくのは、汎用性の高いアタッチメントとしておきたい。そこで迷うのが、フォークか? ショベルか? 取手市消防本部では、大抵の障害物を除去できる、という理由でフォークをメインで装着している。