静岡県磐田市で「防災+文化芸術」イベント<br>「Drrart Iwata」開催

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静岡県磐田市で「防災+文化芸術」イベント
「Drrart Iwata」開催

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磐田市消防本部は防災や日々の消防活動をアピール

地元の管轄消防となる磐田市消防本部からは、合計5台の車両が参加。午前は磐田市消防署からはしご車と救助工作車、午後は豊岡分遣所のポンプ車と救急車が展示されていた。乗車体験や制服を着用しての撮影などが人気であった。

また、午前と午後を通して「後方支援車」が展示された。2021年に発生した熱海市伊豆山土石流災害への緊急消防援助隊の出動結果をフィードバックして、昨年秋に導入された新鋭車両だ。予防課主幹の寺田一彦は、配備後すぐに能登半島地震へ緊急消防援助隊として出動した同車を、多くの市民に見てもらいたいと語っている。また、磐田市は市民をはじめ、地域、事業所、学校など、より多くの関係者と新たな価値や仕組み・事業などをみんなで共に創っていく「共創」と言う考えを大切にしており、Drrart Iwataとも方向性が一致しているため、防災や日々の消防活動をアピールする良い機会として捉えている。

Drrart Iwata
屋外会場で行われた消防車両乗車体験。午前と午後で車両が入れ替えられ、午前中ははしご車と救助工作車が子供たちに人気であった。
Drrart Iwata
午前と午後を通して展示された後方支援車は、熱海市伊豆山土石流災害への教訓を活かして昨年度に導入された車両。令和6年能登半島地震への出動も経験している。
Drrart Iwata
午後の乗車体験ではポンプ車と救急車が使用された。子供用の制服や制帽も用意され、多くの子供たちが消防職員とふれ合っていた。

Drrart Iwataは本年が初開催であったが、来年度の開催も検討中だ。前出の久保田さんは、全国各地に独自の文化・芸術があるので、磐田市以外での開催も視野に入れているという。今後の動きに注目したいイベントだ。

静岡県磐田市で防災と文化芸術をテーマにしたイベント「Drrart Iwata(ドラート磐田)」が開催された。
写真・文◎木本晃彦

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