シングルラダーレスキュー<br>~単はしごを使ったゼロ支点での新・引揚げ救助法~

Special

シングルラダーレスキュー
~単はしごを使ったゼロ支点での新・引揚げ救助法~

Twitter Facebook LINE

▼ 改良品の開発

キャスター
市販のターンバックルにキャスターを溶接して作成。溶接することで安定した強度のあるキャスターが完成した。またターンバックルを回して横の長さが調節できる。(最小30cm〜最大45cm)
市販のターンバックルにキャスターを溶接して作成。溶接することで安定した強度のあるキャスターが完成した。またターンバックルを回して横の長さが調節できる。(最小30cm〜最大45cm)
キャスターのメリット
考案したキャスターを単はしごに装着することで、はしごが壁面に干渉することなくスムーズな引揚げが可能となる。
考案したキャスターを単はしごに装着することで、はしごが壁面に干渉することなくスムーズな引揚げが可能となる。
担架側面に取り付けた際の使用イメージ。担架と壁面の干渉がなくなり、器具愛護となる。引揚げの省力化にもなる。
担架側面に取り付けた際の使用イメージ。担架と壁面の干渉がなくなり、器具愛護となる。引揚げの省力化にもなる。
フェイスシールド
通常の救助活動は、要救助者にゴーグルを着装させて保護を行っているが、今回の想定である地震災害では、余震発生等により落下物が要救助者の顔面に当たった場合、従来の保護では要救助者を負傷させてしまい、完全に保護することができないおそれがある。そこで、落下物が顔面に当たることのない、要救助者を第一に考えた、強度のあるアクリル板でフェイスシールドを作成した。
通常の救助活動は、要救助者にゴーグルを着装させて保護を行っているが、今回の想定である地震災害では、余震の発生などにより落下物が要救助者の顔面に当たった場合、従来の保護では要救助者を負傷させてしまい、完全に保護することができないおそれがある。そこで、落下物が顔面に当たることのない、要救助者を第一に考えた、強度のあるアクリル板でフェイスシールドを作成した。

▼ シングルラダーレスキューの完成形

要救助者を落下物から護り、かつゼロ支点でも要救助者や救助者に愛護的な新・救助方法。当救助方法は、三つ打ちロープでも設定可能であり、また、高所からの救出やオーバーハング等の厳しい現場状況でも救出可能である。
要救助者を落下物から護り、かつゼロ支点でも要救助者や救助者に愛護的な新・救助方法。当救助方法は、三つ打ちロープでも設定可能であり、また、高所からの救出やオーバーハング等の厳しい現場状況でも救出可能である。
各救助法との比較検証表
結果
―熊本市消防局―
Jレスキュー2018年9月号掲載記事

Ranking ランキング