第26回全国消防救助シンポジウムを開催<br>効果的な教育・訓練と災害事例の共有を図る

Report

第26回全国消防救助シンポジウムを開催
効果的な教育・訓練と災害事例の共有を図る

Twitter Facebook LINE
救助シンポジウム
つくば市消防本部の早川亮氏が「ドア開放による救助人材育成について」発表する。

今回の事例研究発表では、特に人材育成や訓練環境の整備、映像を活用した効果的な訓練方法に焦点を当て、現代消防の課題である若手職員への教育を「共育」として進める重要性について多くの発表者が言及していたことが非常に印象的だった。

中でも、つくば市消防本部の早川亮氏が「ドア開放による救助人材育成について」について行った気迫あふれる研究発表は、聴講していた消防職員たちの心を強く揺さぶったのではないかと思われる。

聴講していた編集部員も、消防の未来への真剣な取り組みと変化への訴えを強く感じ取った。

この研究発表の内容は、全国から来場した消防職員が職場に持ち帰り、共有されることだろう。

救助シンポジウム
特別報告では「CRM訓練の実践」として、東京消防庁 装備部航空隊 航空安全担当係長・消防司令 千島清奈生氏が、東京消防庁のCRMの取り組みについて講演した。
救助シンポジウム
総合討論「最適な救助活動のための備えについて」では、司会の消防庁国民保護・防災部 参事官補佐 鈴木慎矢氏と研究発表者の間で、人材育成や若手職員の離職増加、救助技術大会についてなどが討論された。
総務省消防庁は、令和5年12月14日、東京・銀座ブロッサム中央会館にて「第26回全国消防救助シンポジウム」を開催した。
写真◎編集部

Ranking ランキング